12・5 東京入管で激励アクションを行いました。
皆さんこんにちは、BOND学生メンバーの山本です!
年の瀬を迎えるころとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、BONDでは、12月5日(水)に東京入国管理局前で激励アクションとしてシュプレヒコールを行いました。
(シュプレヒコールの詳細はこちらをご覧下さい: シュプレヒコールとは )
今回のシュプレヒコールでは、
・長期収容
・長期収容からくる心身的被害
・医療放置
・理不尽な理由に基づく再収容
・人道配慮に基づく仮放免や在留資格の許可
この5つの点に関して抗議をしました。
また、超長期に渡る収容生活と収容施設内での非人道的な生活に耐えて日々を過ごしている被収容者の方々へのエールを伝えました。
※なぜ、長期収容になるか。長期収容になることの弊害・医療放置については、以前のブログ記事(下記参照)でもまとめていますのでご覧ください。
最近は非正規滞在者への取り締まりも厳しくなっており、理不尽な理由で再収容される外国人の方も増えてきています。
再収容とは、一度オーバーステイなど理由で収容されたのち、入管が許可をして一時的に収容を解かれ、「仮放免」の状態になっている人を再び収容することをいいます。
オーバーステイであることは必ずしも良いこととは言えません。
しかし、それぞれ事情は違って当然で、中には、家族がいたり、難民として母国から逃れた人もいたり、長く日本で真面目な労働者として働いてきた人もいます。
彼らは、一度目の収容で自分がオーバーステイしたことについては、反省し、それでも日本に残る選択をしている人たちだということです。
本来、仮放免は人道配慮などに基づいて柔軟に許可されるべきなのですが、現在では「重病で入管では面倒を見きれないから」「強制送還前の準備のため」など日本に残る理由があり本来は、仮放免や在留特別許可が出されるべき人たちに許可を出さず、オーバーステイの人々を機械的に追い出すためのシステムとして使われてしまっているのが現実です。
再収容の理不尽な理由と書きましたが、2回目、3回目に収容される人は、正確な理由は本人には告げられず、仮放免の不許可を告げられ再収容されます。
このようなやり方で人権が十分に守られていない収容所に無期限で拘束されるべきなのでしょうか。
これらの問題改善アピールのために私たちはシュプレヒコールを行いました。
当日はたくさんの在日外国人の方にも来ていただき、入管内で戦っている収容者の方々に各国の言葉でエールを送りました。
私自身は初めての参加で、面会などでいつも被収容者の方の話を伺ってきましたが、こんな風にして思いを伝えたことがなかったため、入管内から歓声や「ありがとう」などの言葉が返ってきた時は思わず涙してしまいました。
仲間とのつながりは、人種や言葉、国籍を超え、さらには収容所という壁を超えて強く固くつながっています。
自分は一人じゃない、無力なんかじゃない、と改めて実感することができました。
シュプレヒコール等の活動などを通し、BONDはこれからも被収容者や仮放免者、その家族との連携を強め、心堅石穿の思いで支援を頑張っていきたいと思っているので、これからもよろしくお願いいたします!
皆さんからもご支援にご関心いただけたら幸いです!
学生ボランティア 山本
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