7/16 当事者の話を聴く交流会を行いました。

みなさんこんばんは。

今日は仮放免者の当事者の方をゲストにお招きし、メンバーとの交流会を行いました。

ゲストに来ていただいた当事者の方が、自分の国の郷土料理を作ってきてくださり、おいしい料理を囲みながらワイワイとスタート。入管施設内での収容中の生活を中心にとても生々しい実態を伺いました。

特に医療の問題は特に衝撃的な内容で、目の前で同室の収容者が倒れてもそのまま2時間放置されていたこと、まともに診察を受ける環境も整っていないこと。そして刑事犯ではないのに外部の病院を受診する際に手錠をされ、腰縄を着けられて歩かされ本当に屈辱的だったという話は率直に怒りを覚えました。

突然収容され、閉鎖空間で、いつ出ることができるかが分からず、強制送還に怯えながらの生活のなかで「明日を描くことができない」という言葉が非常に印象的でした。

私たち日本人が日常生活のなかで普通にできることが、単純にオーバーステイという扱いで深刻な差別、抑圧をすることは許されないことだと改めて感じました。人種、国籍は違えど同じ人間であり、それぞれが様々な事情を抱え日本での在留を求めていることは紛れもない事実です。そこを無視して一方的な政策を押し付ける法務省、入国管理局のやり方には疑問を持たざるを得ません。ましてや拷問的な扱いは言語道断です。

BONDはこれからも当事者に寄り添い、問題解決に向けて活動をしていこうと再確認しました。


0コメント

  • 1000 / 1000