【第5回ウィシュマさん死亡事件裁判】2/15 第5回期日 活動報告

本日の名古屋地裁での裁判、BONDからは3名が裁判に駆けつけ参加、連帯しました。




1️⃣ 裁判について

傍聴には86人が集まり、傍聴席85席を全て埋め尽くすことができました! 

また、冒頭にはカメラが入りました(マスコミが取材を要請しているということ=世論の関心の高さが現れている)


 <ワヨミさん陳述 一部要約>

 入管側が原告側はスリランカ人だから賠償金は少なく、慰謝料も安くあるべきだと主張している。これは大変な不正義で明らかな差別、国籍差別である。 『同じ日本人でも、貧しければ慰謝料が安いのですか?』 

<ポールニマさん陳述 一部要約> 

入管に責任があるのか、ビデオを見れば誰にでもわかる。 ビデオを法廷で公開して、傍聴人に見せるべきだ。


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国側は、依然として全てに消極的でまともに返事すらしないような態度で、集まった傍聴人からは嘲笑が漏れるほどでした。質問に対し、ぶっきらぼうに回答にすらなっていない答弁を繰り返すのみで、何もかも先延ばしにしようという魂胆が明白でした。


⭐️ 結果  

5時間分のビデオの法廷での開示が決定しました。(傍聴人が閲覧できる状態)これは裁判所が原則開示すべきだという結論で、国側のビデオ開示に関する意見書(添付PDF)の内容には触れられませんでした。



2️⃣ 記者会見、支援集会

[ 概要 ] 

まず、この5時間のビデオの公開は、支援者、市民の関心と圧力なくては成し遂げられました。 ただし、これで終わりでは全くありません。何があったのかを知るために、引き続き残りの290時間も開示、上映の必要があります。 傍聴席を埋めることで、裁判官にも市民の監視という圧力をかけ、正義に基づいた適切な判断を要求することができます。

[ 支援者から ]

支援集会では支援者から1人ずつ、裁判傍聴を踏まえ、ウィシュマさん事件について、今の各地方入管の現状などを訴えました。

BOND~外国人労働者・難民とともに歩む会~

私たちBOND(バンド)は、日本に暮らす外国人労働者や難民のための支援活動を行うボランティア団体です。


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