2・16東京入管激励アクションを行いました
みなさんこんにちは(^^)/
BONDの活動拠点東京では寒さの緩む日も増えてきて、冬を乗り切るまでもうひと踏ん張り!そんな今日この頃です。
さて、本日のブログですが、いつもとは少し違った内容でお届けしたいと思います。
今回は2月16日行った東京入管への申し入れ・激励行動のレポートです!
今年初となる今回の申し入れ・激励行動では遠方から駆けつけてくれた東北の学生やBONDの社会人・学生メンバー、そして当事者たちも参加し、一日を通して入管問題と対峙する機会となりました。
それでは、行動の様子をレポートスタートです(*’ω’*)
1. 申し入れ・激励行動って何?
まずは入門編、申し入れと激励活動の解説からです。
「申し入れ」と聞くと穏やかな響きですが、実はこれは深刻な問題に直面している被収容者たちの命を守るため、彼らの声を代弁して入管に口頭と文書で改善を求めることです。
具体的には、「申入書」という改善が必要な問題点をまとめた文書を入管職員に手渡し、そして職員と対面しながら当事者の抱える問題について「強く抗議する」という旨を伝えていきます。
今回の詳しい申し入れ内容については後程お話しします。
次に、激励活動についてです。
上の写真は昨日の激励活動中にとられたもの。プラカードを掲げ、入管の建物に向かってシュプレヒコールをしながらぐるりと一周します。
入管の建物は大変大きいですが、このコール、意外と中からも聞こえるんです(*’ω’*)被収容者の方も中から声を返してくれます!
入管への抗議やアピールも目的の一つですが、
被収容者の方を「激励」することがこの「激励活動」の一番の目的です!
2. 今回申入れしたこと
では申し入れで訴えた問題を、直前に行った面会で伺ったお話を具体例として挙げつつお伝えしていきます。
今回の「申入書」の中で訴えたのは次の4点です。
- 収容が長期に及ばないようにすること。
- 再収容の中止と再収容中の方の即時仮放免。
- 被収容者への適切な医療処置をすること。
- チャーター機による強制送還を中止すること。
それぞれの問題については、これまでのブログにまとめていますのでそちらもご覧ください。
どの問題も深刻で切実な問題ですが、今まさに収容施設で過ごしている被収容者方々にとって、医療は大きな問題です。
当日AMに面会も行いましたが、そこでも様々な問題が被収容者から訴えられました。
例えば、
「医者になかなか連れて行ってもらえない(行っても数十秒の問診で終り...)」
「症状が違っても痛み止め薬しか貰えない」
といった話はこれまでも多くの人から聞いていました。
今回の面会で聞いて中では、
「医者が処方したのが錠剤だったのに、職員が「同じ薬だから」といって粉薬を飲むように言われた。処方箋にも職員が「1錠=1包」とボールペンで書き足した」
という話もありました。
処方箋を勝手に書き換えて、違う薬を飲めと言っているのです。これはあり得ません。そもそも、職員のこの行為自体、違法行為の疑いもあります。
度重なる収容施設内での死亡事件を受けてもなお全く改善されない入管の医療実態を痛感しました。
少し長くなってしまいました。
今回の申入書と今後の取組について、次の記事で載せたいと思います!
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