【プレスリリース】8・13名古屋入管死亡事件の真相究明のための ビデオ開示、再発防止徹底を求める オンライン署名を提出に関する記者会見

名古屋入管死亡事件の真相究明のための
ビデオ開示、再発防止徹底を求める
オンライン署名を提出に関する記者会見



会見日時: 8月13日(金)15時~16時 参議院議員会館101会議室

会見:ウィシュマさんご遺族、ウィシュマさん死亡事件の真相究明を求める学生・市民の会メンバー、遺族代理人弁護士、賛同人(小説家中島京子、お笑い芸人せやろがいおじさん)


<会見の趣旨>

 2021年3月6日、名古屋入管で発生した、スリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんの死亡事件の真相を究明し、再発防止を徹底化することを求め、全国の学生、市民で結成した「ウィシュマさん死亡事件の真相を求める学生・市民の会」は同年7月7日より、オンラインによる署名活動を開始し、現在約5万筆近い署名が集まってします。

入管庁は、本事件について、今月10日に「最終報告書」を公表し、遺族にのみ監視カメラの映像を部分的に開示するとしています。しかし、最終報告書の内容は、ウィシュマさんを死に至らしめた責任を真摯に受け止めた内容ではなく、中身のない形ばかり再発防止策を書き連ねた「責任逃れ」ものでしかありません。

改めて尊い命が失われた事件の真相究明と再発防止の徹底を強く求める社会の声として入管庁に対し、現時点で集まっている署名を13日13時半に入管庁に提出し、引き続いて記者会見を行います。

 なぜ、真相究明・再発防止を求めるのか、それはウィシュマさんの死亡事件の真相究明と再発防止が、ウィシュマさんのご遺族と、今も入管に収容されている被収容者、日本在留を望む仮放免者たちといった難民や帰国できない事情を抱えた当事者の切実な願いだからです。

過去、各地の入管の収容施設における被収容者の死亡事件は後を絶ちません(2007年以降17人)。その背景には、退去強制令を受けた者を非人間的に扱い、人権侵害を手段として追い返そうとする法務省入管庁における収容‐送還方針があり、この下で医療、食事などの被収容者の処遇、仮放免者への対応が行われています。ウィシュマさんも収容-送還方針の犠牲者です。

また、今回の死亡事件は、入管の強大な裁量権に裏付けられた、外国人差別や人権侵害を見過ごしてきた、私たち日本社会自身の問題でもあります。ウィシュマさんの死亡事件の真相を解明し、入管の差別、偏見に基づく誤った対応を見直し、再発防止を徹底化させることが、ご遺族や全国の被収容者、仮放免者の願いであり、また日本社会の一員としての責任を果たすことになると考えています。

 問題の真相解明と、入管収容施設で繰り返される人権侵害を止め、再発防止の徹底を求める取り組みをぜひ取材いただけますようお願い申し上げます。

以上


【注意事項】

今回の記者会見は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、事前申し込み制とさせていただきます。下記連絡先までお申し込みください。また、メディア関係者の方以外の出席はお控え下さい。

[体調確認]

・下記に該当する場合は、ご来場をお控えください。

 - 咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・ 筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐の症状がある方- 過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴及び当該在住者との濃厚接触がある方- 新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある方

・会場への入場前に非接触型体温計での検温にご協力いただきます。

・会場での検温にて37.5度以上の場合は入場をお断りいたします。

[消毒]

・入り口にて手指のアルコール消毒をお願いいたします。

[入場]

・建物内での移動の際には前の方との距離を1m以上あけてください。

・会場内ではマスクを着用し、咳エチケットによる感染予防をお願いいたします。なお、マスク着用のない方のご入場は、かたくお断りいたします。



連絡先:ウィシュマさん死亡事件の真相究明を求める学生・市民の会

(担当)BOND~外国人労働者難民と共に歩む会~  bondnanmin2008@gmail.com

BOND~外国人労働者・難民とともに歩む会~

私たちBOND(バンド)は、日本に暮らす外国人労働者や難民のための支援活動を行うボランティア団体です。


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